- 健康診断で要再検査・要精密検査と出たらどうすべき?
- 「要再検査」「要精密検査」とは?違いを医師が解説
- 放置すると危険!再検査・精密検査を受けないリスク
- よくある再検査項目と主な疾患(肝機能・血圧・コレステロールなど)
- 再検査を避けるための生活習慣改善ポイント
- 健康診断・再検査に関するよくある質問
健康診断で要再検査・要精密検査と出たらどうすべき?
「健康診断の結果で“要再検査”や“要精密検査”と書かれていたけれど、どうすればいいの?」 そんな不安を感じていませんか?
実は、健康診断で異常を指摘された人の約3割が再検査を受けていないといわれています。しかし放置すると、 糖尿病・高血圧・肝機能障害など、症状が出る頃には手遅れになるケースもあります。 病気の多くは早期発見・早期治療が重要です。
健康診断で異常を指摘された場合は、 重症化を防ぐためにも、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。
要再検査・要精密検査と言われたら、まずやること
- 放置はNG(生活習慣病・がんの可能性があるため)
- まずは“結果票を持って医療機関を受診”
判定のポイント
要再検査:軽度の異常の再確認
要精密検査:原因特定のための高度検査が必要
神戸市では、かかりつけ医・健診を受けた施設・市内の医療機関で対応可能です。 押谷クリニックでは、健診結果の読み取りから再検査まで一貫してサポートしています。
【まとめ】要再検査・要精密検査と言われたらどうする?
- 要再検査:軽度の異常を再確認するための検査
- 要精密検査:原因を特定し病気の有無を調べる検査
- 放置はNG:糖尿病・高血圧・心疾患・肝疾患などの悪化につながる
- すぐにやるべきこと:健診結果票を持って医療機関を受診
- 神戸市での対応:かかりつけ医・健診施設・市内の内科で対応可能
- 押谷クリニック:結果の読み取り〜再検査・専門医紹介まで一貫対応
「要再検査」「要精密検査」とは?違いを医師が解説
健康診断の判定にはいくつかの区分があります。それぞれの意味を理解し、 必要な検査を受けることで病気の早期発見につながります。
要再検査と要精密検査の違いまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 判定名 | 要再検査:軽度の異常を確認する段階 要精密検査:病気の可能性を詳しく調べる必要がある段階 |
| 目的 | 要再検査:一時的な異常かどうかの再評価 要精密検査:異常の原因を特定し、確定診断を行う |
| 緊急度 | 要再検査:低~中(数週間〜数ヶ月以内の受診) 要精密検査:中~高(できるだけ早めの受診が必要) |
| 受診する科 | 要再検査:かかりつけ医・健診を受けた医療機関 要精密検査:内科・循環器内科・消化器内科など、項目に応じた専門科 |
| 検査の例 | 要再検査:血液検査の再測定、血圧測定など 要精密検査:心電図、腹部エコー、CT、MRI、ホルター心電図など |
| 放置リスク | 動脈硬化・糖尿病・肝機能障害・がんなど重大な疾患の早期発見が遅れる可能性があります。 |
| 神戸市での対応 | 神戸市内の医療機関、かかりつけ医、健診施設で対応可能。 押谷クリニックでは健診結果の読み取りから再検査・精密検査の手配まで一貫対応しています。 |
当院では、必要な再検査の説明から治療方針のご提案まで、患者さまに合わせて丁寧に対応しております。
気になる結果がある方はお気軽にご相談ください。
放置すると危険!再検査・精密検査を受けないリスク
健康診断で「要再検査」や「要精密検査」と記載されていたのに、
「忙しくて受診できなかった」「症状がないから大丈夫だと思った」 ― こうした理由で受診を先延ばしにしてしまう方は少なくありません。 しかし、異常の放置は重大な病気の見逃しにつながる可能性があります。
放置による主なリスク
- 高血圧・糖尿病の進行 → 動脈硬化・心疾患・脳卒中の原因に
- 肝機能障害の悪化 → 肝炎・肝硬変へ進行する可能性
- がんの早期サインを見逃す(肺・大腸・胃など)
再検査・精密検査を「受けるのが遅れた場合」はどうなる?
数ヶ月の遅れなら問題がないケースもありますが、症状が出ていなくても進行している病気もあります。特に高血圧・糖尿病・肝疾患は“自覚症状が出にくい”ため注意が必要です。迷ったら一度ご相談ください。
再検査のタイミングを逃した場合もご相談ください
「もう期限が過ぎてしまった」「今さら受診してもいいのかな?」と 不安を抱えて来院される方は多くいらっしゃいます。 押谷クリニックでは、健診結果をもとに 「今から受けるべき検査」「優先度の高い項目」 を医師が丁寧に整理し、 必要な検査をスムーズに受けられるようサポートしています。
よくある再検査項目と主な疾患
(肝機能・血圧・コレステロールなど)
健康診断では多くの項目がチェックされますが、特に生活習慣に関連する項目で異常を指摘されることが多くあります。 放置せず、項目ごとの注意点を理解しておくことが大切です。
心雑音
心雑音とは、通常は聞こえないはずの血液の流れる異常音が確認される状態です。 心臓の弁の問題や、血液の通り道の異常など、さまざまな原因が考えられます。
- 心臓弁膜症(弁の狭窄・逆流)
- 肥大型心筋症など、心筋の厚みによる異常
- 貧血・甲状腺機能異常など全身疾患に伴うもの
- 問題のない「無害性心雑音」の場合もある
心雑音を指摘された場合は、原因を特定するため心エコー検査などの精密検査がおすすめです。
不整脈
不整脈は、心臓の電気信号の乱れによって、脈のリズムが不規則になる状態です。 種類によっては命に関わるケースもあるため、正確な診断が重要です。
- 経過観察で問題ない軽度のもの
- 薬物治療が必要なタイプ
- AED対応が必要な重篤な不整脈(心室細動など)
動悸・胸の違和感・失神経験がある場合は要注意。 健診で不整脈を指摘されたら、循環器内科での精密検査を推奨します。
肝機能(AST・ALT・γGTP)
AST、ALT、γGTP の上昇は、肝臓に炎症があるサインです。 生活習慣、飲酒、薬剤、ウイルス性肝炎など、原因はさまざまです。
- 脂肪肝(肥満・生活習慣)
- アルコール性肝障害
- 薬剤性肝障害
- B型・C型肝炎 など
肝機能異常は自覚症状が乏しいため、指摘されたら必ず医療機関で精査してください。
再検査を避けるための生活習慣改善ポイント
肥満予防と改善
体重過多は、脂質異常症・糖尿病・高血圧などの生活習慣病のリスクを高めます。 健診で「肥満気味」と指摘された場合、日々の習慣改善が重要です。
生活改善のポイント
- 食事は腹八分目、よく噛んでゆっくり食べる
- 朝食をとり、夜遅い食事は避ける
- アルコールを控えめにする
- ウォーキングなど無理のない運動を継続する
高血圧の予防と管理
高血圧の90%は生活習慣が関係する「本態性高血圧」です。 食事・運動・禁煙などの改善が血圧コントロールの基本となります。
生活改善のポイント
- 塩分は1日6g未満が目安
- 調味料は「かける」より「つける」で量を調整
- 麺類の汁は残す習慣をつける
- 禁煙・飲酒量の制限
- 適度な運動で体重管理
- 自宅で血圧を定期測定
コレステロール管理
LDL(悪玉)コレステロールが高いと動脈硬化が進みやすくなります。 食生活と運動でバランス改善を目指しましょう。
生活改善のポイント
- 適正体重を維持する
- 青魚(アジ・イワシなど)を積極的に摂取
- 運動習慣を継続する
肝機能ケア
肝機能異常は、飲酒・肥満・薬剤・ウイルスなど原因が多岐にわたります。 異常値を指摘された場合、放置せず生活改善と検査が重要です。
生活改善のポイント
- 良質なタンパク質(魚・大豆製品・赤身肉)を摂取
- 脂肪の多い食品を控える
- 野菜・果物・海藻を積極的に摂る
- 飲酒は控えめ(可能であれば禁酒が望ましい)
血糖値の管理
糖尿病は初期症状が乏しいため、健診の数値を見逃さないことが大切です。 食事と運動が治療の基本であり、医師の指導のもとで管理しましょう。
生活改善のポイント
- 1日1万歩を目標に歩く
- アルコールは控えめに
- 動物性脂肪を減らし、食物繊維を増やす
- 塩分控えめの食事を心がける
尿酸値の管理
尿酸値が高い状態が続くと痛風発作や腎障害のリスクが高まります。 30〜60代男性は特に注意が必要です。
生活改善のポイント
- プリン体の多い食品(内臓・魚介類)を控える
- アルコール(特にビール・日本酒)を控える
- 水分を十分に摂る
- 適正体重を維持する
健康診断・再検査に関するよくある質問
健康診断で特に異常を指摘されやすい項目は何ですか?
健康診断で最も指摘されやすいのは血中脂質(コレステロール・中性脂肪)です。 続いて血圧・肝機能が多く、いずれも生活習慣と深い関係があります。
再検査と精密検査はどう違うのですか?
再検査は、健康診断と同じ検査をもう一度行い、一時的な異常かどうかを確認するためのものです。
精密検査は、より詳しい検査(心電図、CT、エコーなど)で異常の原因を特定するために行われます。
再検査や精密検査はどこで受けるのがよいですか?
主な受診先は次の3つです。
かかりつけ医(最もおすすめ)
- 相談しやすく、必要に応じて専門医へ紹介してもらえる
健康診断を受けた医療機関
- 検査データが共有されており、スムーズに進む
- 紹介状が不要
大学病院・総合病院
- 高度な医療機器で検査が可能
- 紹介状が必要な場合がある
健康診断で糖尿病の疑いがあると言われました。大丈夫でしょうか?
糖尿病は血管に負担をかけ、放置すると次のような合併症が起こる可能性があります。
- 脳梗塞・心筋梗塞
- 視力障害・失明
- 足の壊死
- 腎不全(透析が必要になる場合も)
初期は自覚症状が少ないため、早めに治療を始めることが大切です。
メタボリックシンドロームは病気なのでしょうか?
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積に加えて、 高血圧・糖尿病予備群・脂質異常症が重なった状態を指します。
【診断基準】
- 腹囲:男性85cm以上/女性90cm以上
- 血圧:130/85mmHg以上
- 中性脂肪:150mg/dL以上 or HDLコレステロール40mg/dL未満
- 空腹時血糖:110mg/dL以上
心電図検査で異常があると言われました。心臓の病気でしょうか?
心電図異常にはいくつかの原因があり、重症度もさまざまです。
- 不整脈
- 心筋梗塞・狭心症
- 心筋症・心肥大
症状の有無によって緊急度が異なるため、早めの精密検査をおすすめします。
健康診断で肝機能の異常を指摘されました。原因にはどんなものがありますか?
肝機能異常の主な原因は次の通りです。
- アルコールの過剰摂取
- 脂肪肝(肥満・生活習慣)
- 薬剤性肝障害
- ウイルス性肝炎(B型・C型)
放置すると進行することがあるため、早めの受診をおすすめします。
尿酸値が高いと言われました。ビールを控えれば良いのでしょうか?
ビールはプリン体が多いですが、実はアルコール全般が尿酸値を上げる原因になります。 高尿酸血症は痛風発作や腎機能障害のリスクがあるため、飲酒量全体の調整が必要です。
尿検査で異常があると言われました。どのような検査が必要ですか?
尿検査の異常は、以下のような疾患が疑われることがあります。
- 尿路感染症
- 尿路結石
- 腎機能障害
- 腎炎
- 糖尿病
- 腫瘍
必要に応じて腹部エコーなどの精密検査で詳しく調べます。
再検査の費用はいくらくらいですか?
検査内容によって異なります。血液検査の再検査は数千円程度、精密検査(エコー・CT)は内容に応じて費用が変わります。押谷クリニックでは事前に目安をお伝えしています。
再検査は保険適用されますか?
はい、健康診断の結果を受けて医師が必要と判断した再検査・精密検査は保険適用となります。(健診自体は自費ですが、再検査は保険診療です)
神戸市で健診後の再検査・精密検査を受けるには?
神戸市では以下の医療機関で、健康診断後の再検査・精密検査に対応しています。
- 神戸市内のかかりつけ医
- 健康診断を受けた医療機関
- 内科・循環器内科・消化器内科などの専門科
押谷クリニック(神戸市北区)では、健診結果をお持ちいただければ、 結果の読み取り → 再検査 → 生活指導 → 必要な専門医紹介 まで 一貫してサポートしています。
健診結果をもとに、 「今受けるべき検査」や「次回の健診までに整えるポイント」 を 医師がわかりやすくご説明いたします。 「どこへ行けば良いかわからない…」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
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